お買得物件.com AIのような営業

人の仕事はAIに取って代わられると言われて久しいです。どんどんどんどんAIに蝕まれている感じがしてきます。

顕著なのが「作曲」だそうです。ChatGPTに「月夜に海岸を一人で歩いたら」などと入力すると、そのシーンにあった作曲をしてくれるそうです。試したことはないですが怖い話です。

この話を聞いて私はChatGPTに「AIは不動産販売の営業はできるか」と問うたところ、結論として「できない」と返ってきました。少し驚きました。

その理由を総括するとAIはそれぞれのシーンにあったご提案ができないようです。
お客様に合ったさまざまな資金計算や、そのご家族に合った将来設計のご提案や契約日の設定など、これら総合的に判断できる対応力が、生身の人間には遥かに及ばないと出ていたと思います。

と、この話を不動産会社経営者が集まるところで、話してみたところ
「今の営業社員はAIのような営業しかできてない」と話題が返ってきました。
デジタルな機器に囲まれて育ってきた世代の営業は1次元的な話しかできない。
物件の説明はできるが、
「そのお客様が興味を持って聞いているのか否か」
「提案物件の毎月のお支払いができそうか否か」
「購入の見込みがあるのか否か」
など、2次元、3次元と立体的に話を組み立てて交渉することに欠けているようです。

パソコンやスマートフォンで疑問がすぐに解決できる時代なので、駆け引きというのが無く、お客様から「購入するにはどうしたらいいのか?」と質問をいただいてから、交渉がまとまるそうです。「お客様からの質問、答え待ち」が今の営業だそうです。

あの手この手を使って契約に導いても、後で上げ足を取られるような時代だからこそ、AIのような営業が正しいのかもしれません。