お買得物件.com 空き家ビジネスの裏側

空き家ビジネスの裏側、ビジネスにならない過疎化の町

国土交通省が2022年に公表している空き家の現状-空き家数の推移は
住宅・土地統計調査(総務省)によれば、空き家の総数は、この20年で約1.5倍(576万戸→849万戸)に増加。
二次的利用、賃貸用又は売却用の住宅を除いた長期にわたって不在の住宅などの「その他空き家」(349万戸)がこの20年で約1.9倍に増加。

だそうです。
参考文献→https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001518774.pdf

空き家ビジネスは今更新しい話ではなく、他の業者さんも建て替えやリノベーション工事やなんだかんだと忙しくなさっているので、この話は横に置いといて・・・

空き家と出生率と都心部と掛け合わせると、今後は本当に利便性の良いところに人口が一極集中するとの考えに至るそうです。

日本の出生率は
1.34人(女性1人あたり)(2020年)

夫婦から二人以上の子供ができないので、当然人口は減りますよね。
当たり前の話ですがこの先、新築住宅の需要も減ることは間違いないです。

2024年現在は都心部の不動産価格は高額ですが、平均収入でも手が届くような不動産価格になれば、よほどの事情が無い限り、都心部の利便性の良い不動産に人気が集中します。
大阪中心部で例えると、JR環状線、大阪メトロ沿線などは人気があり、人口が集中しそうです。

ここで先ほどの空き家ビジネスというのは需要があるからこそビジネスになるのであって、需要の無い田舎はどうなるのでしょうか。
個人的に20年後、30年後の都心部以外の田舎はどうなるのか、非常に興味があります。

田舎暮らしという言葉がありますが、田舎暮らしを好まれる方にとっては現在よりもさらに安く希望の場所が買えるチャンスが来るのでしょう。

しかしながら、過疎化してくる街も出てくるので、現在でも買い物施設が無くなったり、病院が無くなったりと生活するために必要不可欠なものが無くなっている場所も出てきています。

空き家を所有の方は、早期にご売却なさって現金化するのが得策かもしれません。