お買得物件.com 不動産屋の品格

一昔前、戦前?
不動産会社は周旋屋 (しゅうせんや)と呼ばれていたそうです。今は放送禁止用語のひとつです。
昔の不動産屋が何をしてきたのが原因で放送禁止用語になったのかは深く知りません。

しかし、わたしがこの業界に入った平成7年ごろも年配の方から「周旋屋は何をするかわからんから怖いわー」と言われた事があります。

不動産の購入を検討する自身の身内の為に、アドバイスや実際に現地の確認を行うご年配の方も多くいらっしゃいました。まだまだ不動産屋のイメージはそんなに良くなかった時代でした。

時は流れ、元号が令和となった現在。不動産会社の地位は向上したのでしょうか。

個人的にはまだかと感じています。やはり言葉を巧みに操り、お客様には不利な条件で不動産の売買を行う事業者がいることから、私がこの世界に入った頃よりも、契約書関係の書類は種類が多く増え、消費者保護の観点からの目線で取引が行われております。

やはり不動産と言えば、取り扱う金額が大きくなってくるので、人生の一発逆転を狙うような大きな取引を目指し、仕事に臨む不動産会社が存在するのも実際のところです。

また、最近の若い世代は、給料よりも余暇を求めると言う風潮があるとお聞きしますが、やはり例外もいます。不動産業界に入ってくる若い世代の一握りの方々は、数字と給料を求め、アグレッシブな営業続けている方々もいます。私はそういう方々を見ていると、目を細めて、喜ばしい気持ちを感じるのですが、やはりお客様目線で見ると、行儀が悪く見えるようです。

私事ですが、先日、ある建売用地の件でお客様の所へお伺いしましたが、話の終盤で80代の年配の方が私のことを調べました。「宅建番号が浅いので、経験不足ではないか」と言うご指摘をいただきました。目から鱗でした。

もっともっとこの業界全体でクリーンな仕事成し遂げ、不動産屋の品格向上に努める必要があると感じました。皆様が勤めていらっしゃる職種のイメージはいかがでしょうか?