先日、ある大手ハウスメーカーの「一戸建ての構造見学会」に参加してまいりました。一通り見学してみた感想は、「格好いい」。この一言が全てです。
これまでの私の経験として、自分の目で見て売れるであろうと確信したら、土地を仕入れ、そこに新築一戸建てのプランを入れ、工事費の見積もりを取り、工務店に発注し、家を建て、販売するという、一気通貫で事業を行ってきた自負があり、「大手ハウスメーカーには負けない」という根拠のない自信があったことを恥ずかしく思いました。
今までいただいたお客様に誤解のないよう申し上げますが、決して私が手掛けてきた家の品質が悪いのではないのです。今回勉強させていただいた大手ハウスメーカーの家の品質が良すぎるのです。
例えば耐震構造一つとっても地震が発生しなければ、揺れなければ、その家の耐震性能は発揮されませんが、万が一のことを想定して精度の高い制振性能で家を建てていました。
外壁もしかり、隣家が火事になったときのことを想定して、高熱で炎に焼かれても外壁が燃えない、家の内部の木材が発火する温度にまで温度が上がらない構造となっていました。
構造はさることながら、意匠性も優れており、先進的なデザインの外観でした。
室内もありとあらゆる工夫を施されており、天井の高い、ゆとりがある、明るい開口部が設けられていますが、周りの家の目線が気にならない造りになっていました。
目から鱗です。建売住宅の倍の工事費を出して、大手ハウスメーカーで家を建てるのか、お客さん目線で構造見学会に参加して初めてはっきり分かりました。
私のように資金に大きくゆとりのない方は一般的な建売住宅で十分だと感じますが、お金をかける方は大手ハウスメーカーで安心を買っているのだなと体感しました。
これからはよりお求めやすい価格で、より大手ハウスメーカーに近づけるような家を建てていこうと勉強させられた、そんな一日でした。
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