お買得物件.com マイナス金利政策解除

マイナス金利解除、不動産市場にとって追い風なるか

日本銀行は3月19日にマイナス金利政策の解除を決め、17年振りの利上げに踏み切りました。バブル景気から失われた30年間という言葉があるとおり、世の中の中堅サラリーマンは就職から今日まで「景気の良い時代」を知らずに過ごしてきましたが、このタイミングが将来「あの時から日本は良くなった!」と振り返る局面かもしれません。

では、マイナス金利解除は不動産市場にとって追い風となるでしょうか。

色々なものに変化が生まれそうですが、住宅ローンの金利のことを考えると間違いなく上昇することになりますので、マイホームの購入を検討をされている方は、現存する物件の中で、少しでも早く物件選定をし、決定をし、売買契約を締結し、少しでも早く住宅ローンをスタートさせることが賢明かもしれません。

このマイナス金利解除について、長年、不動産に携わってきた先輩と話をしましたが、バブル景気の頃は、あれよあれよと不動産の値段が上がっていき、売り物がなくなっていきました。消費者の気持ちが煽動され、値が上がった高い物件を、高金利で融資を受けて購入していくケースが多かったと聞いています。

しかしながら、現在、既に物件価格がある程度、上がっているので、30数年前のバブル期のような動きをするのかどうかはまだ分かりません。ただ、間違いなく住宅の価格は下がることなく、改めて上がっていくことになると思います。

マイナス金利解除という名のカンフル剤で、日本経済が飛躍的に良くなるよう願っています。