本当のローン地獄がやって来る

お買得物件.com 本当のローン地獄がやって来る

フラット35の金利がじわりじわり上がってきましたね。

私は6年ほど前にフラット35で家を建て替えており、低金利で融資を受けることができました。そのため、フラット35の今の金利上昇率はすごく大きく感じます。

最近、住宅購入を検討しているお客様と話をすると、やはりお客様も、物件価格の上昇や金利の上昇に危機感をお持ちで、早く家を買わなければという気持ちがおありです。しかし、年収や自己資金に応じて、将来何かあっても苦しくならないよう、その方に合った住宅ローンのご提案をしようと試みても背伸びをされて高額な住宅購入を検討されます。

「フラット35は固定金利で金利が高いように見えますけど、20年30年先を見据えたら高くないかもしれませんよ」とアドバイスを行ったとしても、結局お客様は少しでも低い変動金利の住宅ローンに流れていってしまわれます。

先日、その変動金利を選択なさったお客様からお電話がありました。
お客様「今月からローンの返済金額が上がってるんだけども、こんなに早く金利が上がって支払いは変わるんですか
当方「変わります。毎年4月と10月の金利を基準として半年ごとに毎月の支払い額が変動するようになっています」

余計なことかもしれませんが、お客様が結婚なさったり、お子様ができたり、転勤になったりと、あんなことをこんなことを考えながらお住まいのご提案をすることも少なくありません。

ご夫婦2人で、年収を合わせて目一杯借り入れできるだけの金額を借りて、家をご購入された後に、お子様ができて奥様が産休をお取りになったり、夫婦ともに育休をお取りになったりするケースも少なくありません。その場合、収入が変動するため、住宅ローンの返済に圧迫感が出きます。

支払いができないような困難なような出来事にならないためにも、借り入れ総額はきちっと見つめ直してほしいのです。

私が2~3年前、ご縁いただいたお客様は、当時お子様が1人でしたが、今は3人になっていました。

人生には、生活環境の変化がつきものです。さまざまな変化を見据え、適正な住宅ローンの利用を検討してみてください。銀行は低金利の変動金利で住宅ローンを売りたいのです。銀行員の口車やメディアなどに惑わされないようにしないと、本当のローン地獄が待っています