
エリアによる物件評価の境目
先日、某大手デベロッパーの方と不動産取引の件で話をする機会があり、「評価の境目」について改めて実感しました。
というのも、大阪市中央区では、本町通りよりも北か南かで物件の評価が大きく分かれるそうです。どちらが高いか低いかは敢えて言いませんが、雲泥の差があります。歩いていてもそれほど大きな違いを感じない方もいるかもしれませんが、街の雰囲気は明らかに異なります。
このような「評価の境目」は関西各地に存在します。
大阪の不動産評価を分ける主要エリア
代表例は大和川です。大阪市と南大阪の境にある大和川の北側か南側かで、不動産の評価が大きく変わります。
阪神間では国道43号線。これも南側と北側で評価が大きく異なります。また、阪神間には、南から阪神電気鉄道(阪神電車)、JR西日本、阪急電鉄の3路線の鉄道が通っており、それぞれの線路を境に、南北で評価が変わる傾向があります。
京都では四条通が評価の分かれ目
京都市では五条通、厳密に表すと四条通の上か下か。これで大きく評価が異なります。
私は長らく新築分譲マンションの販売に関わってきましたが、わずか数十メートルの違いで「評価の境目」をまたぐと、販売スピードが大きく異なることを経験しました。皆様のお住まいのエリアでは、こうした評価の境目はありますか?
御堂筋の玄関口「淀屋橋」のツインビル、今年竣工
話は変わりますが、御堂筋・淀屋橋エリアの再開発工事も終盤に差し掛かり、全容が見えてきました。
大阪のメインストリート「御堂筋」の玄関口である「淀屋橋」駅の西側・東側に、新たなランドマークとなるオフィスビルが誕生します。
西側では「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」として、オープンスペースを設けたオフィス・商業施設の複合ビルが建設中。東側では「淀屋橋ステーションワン」の名称で、シェアオフィスを設けた新たなオフィスビルが姿を現しつつあります。
いずれも今年竣工予定で、見どころ満載の再開発です。お近くを通られる際には、ぜひ注目してみてください。
仮称)淀屋橋西地区再開発事業